挽き方の異なる小麦粉および加工品の抗酸化力と総ポリフェノールの関係
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ORAC法により小麦粉の抗酸化力を測定した結果,全粒粉が最も高く21。4μM Trolox当量/g,次いで穀粉16。6,石臼挽き12。5であった,ロール挽き小麦粉の抗酸化力は相対的に低い値であった(ロールWW8。8,ロールASW7。9,ロール2000 5。5)。更に前述の小麦粉で試作したクッキーの抗酸化力を測定した結果,小麦粉の場合と同様に,全粒粉で8。6μM Trolox当量/g,穀粉で8。85となり,ロール挽き小麦粉で試作したクッキー(ロール2000 4。2,ロールWW5。5,ロールASW5。0)に比べて,約2倍の抗酸化力を示した。小麦粉およびクッキーの抗酸化力は総ポリフェノール含量と高い相関関係が認められた。
- 2012-06-00
著者
関連論文
- 13. 浸透圧脱水による農産物の凍結障害抑制効果(第49回低温生物工学会研究報告)
- 15. 物理的・化学的処理に伴う植物細胞の組織内変化(平成13年度第47回低温生物工学会研究報告)
- 浸透圧脱水凍結法による野菜の組織軟化抑制(平成17年度 第51回低温低物工学会研究報告)
- 6. 農産物の凍結障害と力学物性および電気的物性(平成12年度第46回低温生物工学会研究報告)
- 冷凍・解凍後の農産物細胞組織軟化の定量的評価
- 小麦・大豆を使用しない醤油風調味料
- 香川県産農産物種子に存在する抗酸化能の探索
- 4Dp27 廃棄生うどんを活用した実用的エタノール生産技術の開発(発酵生理学,発酵工学,一般講演)
- 野菜等の加工品を対象とした抗酸化性の評価
- キャピラリー電気泳動を用いた27種類の濃口醤油のクラスター分析
- 香川県産富有柿種子に含まれる抗酸化性物質
- 27種類の濃口醤油のピログルタミン酸と他の成分の回帰分析
- 挽き方の異なる小麦粉および加工品の抗酸化力と総ポリフェノールの関係