平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震によるため池堤体亀裂に対する緊急的な電気探査
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概要
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平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震は,東北地方や関東地方の多くのため池やダムに被害を生じさせた。灌漑期を控えて満水状態にあった貯水池では,その後の余震や豪雨により2次的な被害が生じる恐れがあり,特に堤体に変状が生じたため池では亀裂や表層変形の影響範囲よりも低いレベルに貯水位を降下させる必要があった。このため,緊急的な亀裂範囲の調査法として,電気探査を用いて亀裂への塩水注入前後の比抵抗変化範囲から亀裂の影響範囲を推定する手法の適用を試みた。
- 農業・食品産業技術総合研究機構農村工学研究所の論文
- 2012-05-00
著者
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