シリーズ「近年の土砂災害」
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概要
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近年、局地的な豪雨を「ゲリラ豪雨」と呼ぶが、2006年の夏は全国で局地的な豪雨による被害が多数発生した。7月19日には、長野県岡谷市で土石流災害が発生し多数の人的被害が生じるなど、中部地方以西を中心に被害が発生した。8月18日には、東北地方で停滞前線の活動が活発化し、岩手県北部を中心に局地的な豪雨に見舞われ、床上浸水などの被害が発生した。このうち、岩手山南麓に位置する御神坂沢では土石流が発生し、人的被害をもたらした。筆者らは災害発生後の2006年8月24日に東北森林管理局関係者とともに現地に入り、災害直後の状況を調査する機会を得た。本稿では、現地調査において明らかとなった災害直後の現地状況および発生要因について報告する。
- 2010-06-00
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