春季の石狩湾において優占するカイアシ類数種の年変動 (ニシン特集)
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概要
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2001年から2004年の冬季から春季にかけて、石狩湾の湾央部地点でカイアシ類数種の個体数密度の季節変化および年変動を調べた。さらに、2001年のみ湾岸部の定点で、同様の調査を実施した。各年ともに動物プランクトン個体数密度は5月に最も増加し、カイアシ類が個体数の上で90%以上を占めた。いずれの年もNeocalanus spp.、Pseudocalanus newmani、およびMetridia pacificaの3種は春季に優占する種であった。年による違いの一つとして、2001年4月に、Oithona spp.の出現量が多かったことが挙げられた。
- 北海道立水産試験場の論文
- 2010-03-00
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