肥育豚に対する飼料用米給与試験

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概要

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肥育豚（ハマユウLW・D雌）に飼料用米を給与し、発育および肉質に及ぼす影響を調査した。試験1：飼料用米を玄米、玄米粉砕、籾圧ペン、籾粉砕の4種類に加工処理し、それぞれ配合飼料に対して50％混合し肥育後期（体重70〜110kg）に給与した。その結果、玄米区、籾圧ペン区の増体が低下し、飼料要求率も有意に高くなり、発育成績が低下した。枝肉成績への影響は見られなかった。ロース肉中およびロース周辺脂肪の脂肪酸組成は、飼料用米給与区のオレイン酸が有意に高く、リノール酸が有意に低い結果であった。対照区と玄米粉砕区を食味試験で比較したところ、全ての項目で玄米粉砕区が優れる結果であった。試験2：飼料用米を玄米粉砕、籾粉砕の2種類加工処理したものを、それぞれ配合飼料に対して10％混合し肥育後期（体重70〜110kg）に給与した。発育成績、枝肉成績、肉質分析結果のいずれも、各試験区間に大きな差は見られなかった。食味試験で各区間に差は見られなかった。
2009-12-00

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