DNAマーカーを用いた系統豚の効率的育種技術の検討
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概要
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DNAマーカーを用いた効率的な選抜技術を確立するために、繁殖性に関係すると報告されているDNAマーカーを用い、遺伝子型と繁殖形質との関連を検討した。また、豚ストレス症候群の責任遺伝子であるリアノジン受容体1遺伝子(以下「RYR1」)の遺伝子型判定を行いランドレース種系統造成豚の種豚選抜に活用し、以下の結果が得られた。(1)繁殖関連マーカーの1型対立遺伝子(1型アリル)の頻度はエストロゲン受容体1遺伝子(以下「RSR1」)が87.9%、エストロゲン受容体2遺伝子(以下「ESR2」)が67.2%、卵胞刺激ホルモンβ遺伝子(以下「FSHβ」)が85.5%、レチノール蛋白質遺伝子4遺伝子(以下「RBP4」)が54.9%とマーカーにより違いがみられた。(2)繁殖関連DNAマーカーと総産子数(以下「LS」)及び3週齢離乳時総体重(以下「LW」)には顕著な関係は認められなかったが、複数遺伝子のハプロタイプは、LSとLWで高くなる傾向にある型が認められた。(3)RYR1遺伝子型診断は、第2世代(G2)の正常型頻度が91.1%、第3世代(G3)が96.7%と不良形質遺伝子の低減が図られた。
- 2006-12-00
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