平成19年度和牛産肉能力検定現場後代検定成績
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概要
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和牛産肉能力検定直接法(直接検定)により選抜した「平春王(黒13958)」の遺伝的産肉能力を調査するため、その産子(調査牛)を肥育して、増体、発育、飼料効率、および肉質を調査した。1.「平春王」号の調査牛は、産子調査時の発育は雌において標準を下回るものが散見された。畜産研究所において肥育を行った去勢牛の開始時体重は301.8kgで、終了時体重は726.4kg、日増体量0.77kg/日であった。2.県内の農家(研究所を含む)において27頭で開始した肥育検定は、1頭を除外した計26頭の肥育成績を得た。検定成績は、去勢で枝肉重量437.5kg、ロース芯断面積53.0cm2、BMS No.5.8、5等級率26.1%、4・5等級率65.2%であった。雌では枝肉重量380.3kg、ロース芯断面積46.7cm2、BMS No.5.3、5等級率33.3%、4・5等級率33.3%であった。全26頭では枝肉重量430.9kg、ロース芯断面積52.3kg、BMSNo.5.7、5等級率26.9%、4・5等級率61.5%であった。
- 岐阜県畜産研究所の論文
- 2009-07-00
著者
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