道北強粘質転換畑における耕起法を組み合わせた合理的な作付体系の確立(4)
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概要
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道北水田地帯を対象に、水田経営の土地利用・作物作付方式と転換畑の耕起法の実態を検討した。Aタイプ(大規模専業経営)は機械作業による労働効率化をはかり、転換初年目に大豆を作付、以後大豆の連作もしくは小麦との交互作をおこない、収量低下の懸念に対し田畑輪換を行っていた。Bタイプ(中規模専業経営)は相対的に豊かな家族労働力を前提に、転換初年目に大豆や小豆を作付、転換3年目以降に多様な野菜を作付し、一部の経営は野菜作付率70%以上の輪作体系を組み転換畑を固定していた。Cタイプ(中規模兼業)は、省力性を重視し、転換初年目に大豆、春まき小麦及び地力作物を作付、2年目以降に小麦を中心に野菜を採り入れ、また転換畑固定の割合が高かった。耕起法では、Aタイプは大面積を耕起・整地する必要から100ps超のトラクタと大型作業機が装備され、転換初年目はプラウ耕が、作業能率向上を目的に転換2年目以降はチゼル耕が採り入れられていた。B、Cタイプでは中型トラクタにより、初年目、2年目以降ともにロータリ、チゼル、プラウ耕の組み合わせ施工がなされていた。
- 2009-01-00
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