長崎市における帰化および在来タンポポの分布
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概要
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Distribution of the naturalized and indigenous dandelions were surveyed in Nagasaki City. The naturalized dandelion, Taraxacum officinalle, and the indigenous one, T. albidum were grown. Taraxacum officinale predominated at the urban areas (residential, shop street and park area). On the other hand, T. albidum did at the rural areas (farm lands, orchard and local roda). I will discuss the relationship between frequency of each dandelion and land uses.長崎市とその近郊における帰化種および在来種のタンポポの分布を調べ,その分布状況を生物的及び物理化学的環境から考察した。その結果,以下のことが明らかになった。1.長崎市には,帰化種のセイヨウタンポポと在来種のシロバナタンポポの2種が生育していた。2.セイヨウタンポポは,都市的土地利用形態の立地に,シロバナタンポポは農村的土地利用形態の立地にすみわけて生育していた。3.セイヨウタンポポの生育地は,裸地的で硬く弱アルカリ性土壌であった。4.シロバナタンポポの生育地は,植物相が豊富で軟く弱酸性土壌であった。5.セイヨウタンポポは水ストレスに対して強く都市的環境に対する適応力が大きい。6.シロバナタンポポは水ストレスに対して弱く都市的環城に対する適応力が小さい。
- 1989-05-31
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