改良DEA固相抽出法によるコーヒーおよび穀物中のオクラトキシンAとBの分析法の検討
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概要
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本改良DEA固相抽出法は、Akiyamaらの方法から拙出溶媒をアセトニトリル:水:1%リン酸(90+9+1)に、HPLCカラムをカプセルパックC18MG内径4.6mm×250mm変更した方法であるが、玄米、小麦、トウモロコシ、生コーヒー豆中の0.2ng/gまでのOTAおよびOTBの検出が可能であった。ただし、焙煎コーヒー豆の場合は、2ng/gまでのOTAのみの検出が可能であり、IACを用いた場合より劣っていた。また、本法はクロロホルムなどの毒性の強い有機溶媒を使用せず、コスト面でもIACや多機能カラムより有利であった。操作性の面ではIACより若干劣るが、本法で、一人で1日20検体以上の抽出、クリーンアップ操作が充分可能であった。以上のことから、本法は玄米、小麦、トウモロコシなどの穀物や生コーヒー豆の汚染調査に充分活用しうる方法だと言える。
著者
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