超高密度作業路網を基盤とした高性能林業機械間伐作業による残存木への損傷
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概要
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本研究では、スギ人工林において超高密度作業路網と、高性能林業機械による間伐作業が残存木に及ぼす損傷について分析した。その結果、損傷は作業路付近に多く、損傷高は地表から100cm前後に多く発生した。造材では伐区外にも多くの損傷が発生した。また、上荷と下荷による損傷率に違いはなく、点状と列状の比較では、伐区内では列状が、伐区外では点状の損傷が少なかった。作業空間の狭い作業路上での機械作業による損傷を軽減するためには、伐倒方向を変えることが有効と考えられるが、このためにも造材作業における損傷発生メカニズムのさらなる解明が必要である。We examined the damages to a residual stand after point thinning and line thinning operations were conducted by using high-performance logging machines in planted forest of the Japanese cedar built super-high-density road network. As a result, the forest roads in the vicinity or a range of approximately 100 cm from the ground to the damage point incur heavy damage; further, severe damage is caused when the bucking process is conducted outside the cutting area. The damage due to the abovementioned reasons is similar to the damage caused by uphill and downhill yarding. The damage due to line thinning is lesser than that due to point thinning in the inner cutting area, and the damage due to point thinning lower than line outside cutting area. In order to reduce the damages to a high-performance logging system in a narrow space on the forest roads,conditions such as the felling direction should be varied, and the characteristics of thedistribution of the damage due to bucking should be analyzed further.
- 2008-03-25
著者
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