コンクリート中の鉄筋の発錆実験 その8 -実験6 塩分量の少ない場合 その2-
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
This is the second report of the results of experiments, named Experiments 6, which aims to determine the threshold values of NaCl concentrations in concrete for steel bar rusting, where corrosion inhibitors exist in concrete. In Experiments 6, there have been small dosages of NaCl in concrete specimens and corrosion inhibitors are also dosed in some specified values. The following results about steel bar rusting are obtained when 12 months have passed after steel bars had been embedded into concrete. 1. There have been found very small rusting spots on one bar at nine and twelve months after embedding, respectively. The bars above are embedded in the concrete of 0.033% NaCl dosage and no corrosion inhibitor. 2. There have been no sign of corrosion on the surface of the bars in the specimens contained 0.033% NaCl and the specified values of corrosion inhibitors. 3. Steel bars in the concrete contained 0.067% of NaCl by weight do not also corroded yet except one bar, where adequate amounts of corrosion inhibitors are added into the concrete. 4. In case of the standard specified dosage of corrosion inhibitors, there have been some amounts of rusting areas on steel bar surfaces embedded in the concrete of 0.100% NaCl concentration, and appreciable amounts of corrosion areas of rusting in the concrete of 0.133% NaCl concentration. The above rusting areas have both increased as the time has passed. 5. Two-fold dosage of corrosion inhibitors in concrete has significant effects on inhibiting corrosion of steel bars in the concrete of 0.100% and 0.133% NaCl concentration, but in that case, emergence of steel bar corrosion itself can not be interrupted. 6. There can be said at the time when one year has passed after embedding steel bars that "threshold" value of NaCl concentration in concrete on rusting of steel bars is 0.067% by weight of concrete where adequate amounts of corrosion inhibitors exists, and that the value can be raised as much as 0.100%.
著者
関連論文
- 海洋小動物の棲息を考慮した海岸構造物材料としてのポーラスコンクリートに関する研究
- コンクリ-ト中の鉄筋の発錆実験-3-1年半および2ケ年時点-1-
- 105 コンクリート中の鉄筋の発錆実験(そのI)(材料・施工・基礎・防災)
- コンクリ-ト中の鉄筋の発錆実験-1-3ケ月時と6ケ月時-1-
- コンクリ-ト中の鉄筋の発錆実験-2-9ケ月および1ケ年時点
- 118 沖縄における鉄筋コンクリート造校舎の耐久性調査 : その2. 沖縄本島北部3村(材料・施工・基礎・防災)
- 沖縄本島北部3村の鉄筋コンクリ-ト造校舎の耐久性
- 石垣島の鉄筋コンクリ-ト造校舎の耐久性
- 那覇市内中学校の鉄筋コンクリ-ト造校舎の耐久性調査
- 沖縄の鉄筋コンクリ-ト構造物の耐久性--現況調査と考察-5-若狭市営住宅
- 沖縄の鉄筋コンクリ-ト構造物の耐久性--現況調査と考察-4-
- 沖縄の鉄筋コンクリ-ト構造物の耐久性--現況調査と考察-3-西表島
- 1077 沖縄における鉄筋コンクリート造校舎の耐久性調査 : その1・宮古島
- 宮古島の鉄筋コンクリ-ト造校舎の耐久性調査
- 外気中における鉄筋の発錆量について
- コンクリート中の鉄筋の発錆実験 その8 -実験6 塩分量の少ない場合 その2-
- コンクリート中の鉄筋の発錆実験 その6 -実験6 塩分量が少ない場合、その1-
- コンクリート中の鉄筋の発錆実験 その7 -実験5 防錆剤添加量が多い場合、その2-
- コンクリート中の鉄筋の発錆実験 その4 -1年半と2ヶ年時点 その2(実験2)-
- コンクリート中の鉄筋の発錆実験 その5 -防錆剤添加量が多い場合(実験5) その1-
- ハイブリッドストレスモデルによる弾塑性解析法
- エポキシ樹脂塗装鉄筋の防食性に関する研究-1-
- コンクリ-ト中の塩分量分布とその移動に関する研究
- コンクリ-ト中の塩分量分布とその移動に関する研究-1-
- コンクリ-ト中の鉄筋の腐食による付着性状の変化-1-
- 有限要素法による鉄筋とコンクリ-トとの付着強度解析-1-異形鉄筋の割り裂き付着破壊について
- 塩分及び防錆剤等がコンクリートの諸性質に及ぼす影響
- 沖縄県でのコンクリート橋の耐久性調査
- 亜熱帯海域に設置したポーラスコンクリートに棲息する小動物に関する研究
- 亜熱帯環境下の海洋性生物の棲みかとしてのポーラスコンクリートに関する研究
- はり要素を用いたひずみ軟化解析法に関する研究
- 新しい増分解析法によるコンクリートの曲げ破壊挙動の解析
- 沖縄本島北部3村の鉄筋コンクリート造校舎の耐久性
- 沖縄の鉄筋コンクリート構造物の耐久性 -現況調査と考察、その4-
- 沖縄の鉄筋コンクリート構造物の耐久性 ―現況調査と考察、その5、若狭市営住宅―
- コンクリート中の鉄筋の発錆実験 その1-3ヶ月時と6ヶ月時(その1)-
- コンクリート中の鉄筋の発錆実験 その3―1年半および2ヶ年時点 その1―
- 沖縄の鉄筋コンクリ-ト構造物の耐久性--現況調査と考察-3-西表島
- 宮古島の鉄筋コンクリ-ト造校舎の耐久性調査
- 1021 海洋小動物の棲息を考慮した海岸構造物材料としてのポーラスコンクリートに関する研究(エコ・緑化コンクリート)
- 1033 亜熱帯海域に設置したポーラスコンクリートに棲息する小動物に関する研究(エコ・緑化コンクリート)
- 1001 亜熱帯環境下の海洋性生物の棲みかとしてのポーラスコンクリートに関する研究(コンクリート技術の新しいソフトウェア)
- 1019 沖縄県でのコンクリート橋の耐久性調査(耐久性診断・評価)
- 2007 新しい増分解析法によるコンクリートの曲げ破壊挙動の解析(コンクリート構造の破壊の力学 計算モデルと数値解析)
- 2072 コンクリートはりの引張破壊のための一増分解析法(破壊力学)
- 3020 ハイブリッドストレスモデルによる弾塑性解析法(構造解析)
- 2001 はり要素によるコンクリートの破壊解析(破壊力学)
- 2143 外気中における鉄筋の発錆量について(腐食・防食)
- 3020 せん断補正要素によるコンクリートはりの引張軟化解析に関する研究(破壊力学)