ウサギICSI (Intracytoplasmic Sperm Injection)におけるPiezo-ICSIの有用性の検討
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概要
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継続後誌:近畿大学先端技術総合研究所紀要= Memoirs of Institute of Advanced Technology, Kinki UniversityPiezo-ICSIは、マウス、ヒト、ウシにおいて、Conventional ICSIよりも有用であることが報告されている。Piezo-ICSIはConventional ICSIと比較して、透明帯や卵細胞膜へのダメージが少ないといわれている。本実験では、ウサギ卵子を用いて、Conventional ICSI (Con) と Piezo-ICSI (Piezo)を行い、in vitro とin vivoにおいての発生率を比較、検討した。Conおける生存率、卵割率、胚盤胞期胚への発生率はそれぞれ65.1%、83.5%、16.4%であった。対して、Piezoでは、69.6%、82.8%、34.3%であった。生存率、受精率に有為な差は見られなかったが、胚盤胞期胚への発生率は、5%水準で有為差が見られた。また、同期化処理をした雌ウサギへの卵管移植の結果、Con 1% (1/70)、Piezo6% (4/70)の割合で産子が得られた。以上のことより、ウサギ卵子に対してのPiezo-ICSIは Conventional ICSIよりも有用であることが示唆された。 (英文) It reported that Piezo-ICSI (Piezo) is more efficient than Conventional ICSI (Con) in mouse, human and bovine oocytes. It has less damages of zona pellucida and oolemma in Piezo. We examined the efficacy of Piezo versus Con in survival rate, cleavage rate, development to blastocyst rate and birth rate. Con vs Piezo showed survival rate (65.1% vs 69.6%), cleavage rate (83.5% vs 82.8%), blastocyst rate (16.4% vs 34.3%, p<0.05) and birth rate ( 1% vs 6%). In this results, Piezo was more efficient than Con in rabbit oocytes.
- 近畿大学生物理工学研究所,キンキ ダイガク セイブツ リコウガク ケンキュウジョ,Kinki Daigaku seibutsurikogaku Kenkyushoの論文
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