入院経験が生き方に関する態度と自己効力感におよぼす影響
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概要
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本研究は、入院経験というライフイベントが生き方に関する態度及び健康行動に対する自己効力感にどのような影響を及ぼすかについて入院患者を対象とした質問紙調査に基づき検討したものである。調査対象者は、入院患者132名(平均年齢61.60歳)、比較群としての健常社会人164名(平均年齢48.06歳)であった。主要な結果は、以下の通りである。1.生き方に関する態度の下位尺度を構成する「人生に対する肯定的態度」尺度においては、高齢の入院患者で得点が高かった。2.健康行動に対する自己効力感尺度では、2つの下位尺度「健康統制感」「対処行動の積極性」のいずれにおいても高齢の方、および入院患者の方が得点が高かった。3.医療スタッフからの情報提供に満足している入院患者の方が健康行動に対する自己効力感が高く、状態不安が低かった。4.入院状況への適応感に対して情報提供に対する評価、健康に対する統制感が有意な正の関連を示した。
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