集団討議の参加者の人数が集団決定および個人決定に及ぼす影響について
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概要
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本研究の第1の目的は、集団討議の参加者の人数の違いが集団決定および個人決定に及ぼす影響について検討することであった。実験の結果、集団サイズの違いは、集団分極の程度に違いをもたらさなかった。集団サイズの異なる各群に一貫して集団分極がみられたが、個人状況にもどるとその傾向は維持されずに、実験参加者は、集団討議を介して自らの意見に対する碓信度を強めていた。第2の目的は、集団サイズの違いが集団討議過程に及ぼす影響について検討することであった。集団サイズの増加は、集団内に多様な意見をもたらし、他成員に対しての魅力の程度を高めたが、一方、小グループの出現や不参加者の増加をもたらすことが明らかになった。
- 琉球大学法文学部の論文
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