Distribution and physical properties of volcanic ash on the northern flank of Mount Sakurajima
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概要
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Based on field investigation and soil test,we investigated the distribution and physical characteristics of volcanic ash caused by the ebb and flow of volcanic activity in the northern flank of Mount Sakurajima. The results were as follows: (1) The annual average thickness of the volcanic ash layer during heightened volcanic activities (1972 to 1993) was 4.4 and 6.5 times greater than that measured during low activities (1994 to 2006) at distances of 2.5 km and 3.8 km,respectively,from the Minamidake crater of Mount Sakurajima. (2) The dry density of the volcanic ash layer was 1.29 g/c㎥ and 1.49 g/c㎥ during the period of heightened volcanic activities (1972 to 1993) and it was 1.18 g/c㎥ and 1.43 g/c㎥ during the period of low activities (1994 to 2006) at distances of 2.5 km and 3.8 km,respectively,from the Minamidake crater of Mount Sakurajima. The void ratio of the volcanic ash layer during the period of low activities was greater than that during the period of heightened activities. (3) The median diameter of solid particles in the volcanic ash layer was 0.15 mm and 0.26 mm during the period of heightened volcanic activities (1972 to 1993) and it was 0.13 mm and 0.21 mm during the period of low activities (1994 to 2006) at distances of 2.5 km and 3.8 km,respectively,from the Minamidake crater of Mount Sakurajima. The median diameter of solid particles in the volcanic ash layer during the period of low activities was smaller than that during the period of heightened activities.本論では,桜島の北側斜面で実施した現地調査および土質試験の結果に基づき,噴火活動の盛衰に伴って,火山灰の分布,火山灰の堆積状況ならびに火山灰の物理的性質がどのように変化しているのかを検討した。得られた結果は次の通りである。(I)南岳火口から約2.5~3.8kmの範囲で、比較すると,噴火活動が活発な期間(1972~1993年)における年平均での火山灰層厚は,穏やかな期間(1994~2006年)におけるそれの約4.4~6.5倍であった。(2) 南岳火口から約2.5~3.8kmの範囲で比較すると,噴火活動が活発な期間(1972~1993年)における火山灰層の乾燥密度は1.29~1.49g/c㎥,穏やかな期間(1994~2006年)におけるそれは1.18~1.43g/c㎥で、あり,活動が穏やかな時期における火山灰層の空隙率が大きかった。(3) 南岳火口から約2.5~3.8kmの範囲で比較すると,噴火活動が活発な期間(1972~1993年)における火山灰層の中央粒径は0.15~0.26mm,穏やかな期間(1994~2006年)におけるそれは0.13~0.21mmであり,活動が穏やかな時期の方が小さかった。
- 鹿児島大学,Kagoshima Universityの論文
- 2007-12-01
著者
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