小学生と中学生の体育授業における動機づけの比較検討
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概要
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本研究の目的は,自己決定理論(Deci & Ryan,1985,1991,2000) に基づく動機づけ概念を用いて,小学生と中学生の体育授業における動機づけを比較検討することであった。研究の方法は,小学生1817名と中学生1861名を対象とした質問紙調査法であった。質問紙は,内発的動機づけ,同一化的調整,取り入れ的調整,外的調整,非動機づけ,有能感,楽しさ,努力を測定する項目で構成された。データの分析については,探索的因子分析,検証的因子分析により,因子構造の妥当性が検討された。尺度の信頼性及び妥当性を検討した後,各尺度得点を t 検定により比較し,構造方程式モデリングにより「有能感→動機づけ→楽しさ・努力」というパスモデルを検討した。検証的因子分析及びパスモデルの検討の際には,多母集団同時分析を行い,配置不変性を確認し潜在変数聞の相関関係あるいは影響関係の差を検討した。
- 2010-03-16
著者
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