自己決定理論に基づく運動に対する動機づけの検討
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概要
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本研究の目的は.4年制大学,短期大学,看護専門学校,高等専門学校の学生を対象とし,自己決定理論(Deci & Ryan,1985,1991,2000)に基づく運動に対する動機づけを検討することであった。研究の方法は,男子学生261名と女子学生251名,計512名を対象とした質問紙調査であった。質問紙の項目は,運動に対する動機づけとして,内発的動機づけ,統合的調整,同一化的調整,取り入れ的調整,外的調整,非動機づけのそれぞれを想定して作成した計50問であった。データの分析として,探索的因子分析を行ったところ,6因子構造となった。また,検証的因子分析について男女の多母集団同時分析を行い,配置不変を確認した。これは,男子学生でも女子学生でも同じ因子構造を仮定することができることを意味するものであった。尺度得点の比較では,男子学生よりも女子学生の方が統合的調整と同一化的調整が高いことが明らかになった。
- 2010-03-16
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