幼児期における共同的な学び ―社会と個人の関係から―
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概要
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私たち人間は，この世に生を受けたときから社会に属し，まわりの環境と関わり合い，相互作用しながら生きていく。その中で集団の一員としての振る舞い方について学びながら成長する。しかし，社会状況の変化した現在では，社会と個人とが二項対立的に，あるいは調和的に理解されがちである。社会と個人とは切り離したり，どちらかに含めたりすべきではなく，社会的な個人として捉えるべきである。それは学びの場の枠組みを創造する際にも欠かせない。以下，ハリエット・カッファロ(Harriet K.Cuffaro)の著書『世界を試みる』(Experimenting with the World)をもとに，ジョン・デューイ(John Dewey)の社会的な個人の見解を，潜在力とキャパシテイ，習慣，共同体とコミュニケーションについてふれながら考察する。
- 2005-02-28
著者
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