学部から大学院まで６年間を通した理科教育実践活動の試みとその成果

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概要

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学部から大学院まで6年間を通して行う教育実践活動の試みとその可能性について実際に体験した学生が作成した実施報告書や参加者のアンケート結果から振り返り総括した。継続的に行なわれる理科実験教室を中心とした教育実践活動が学生、地域、大学においてどのような役割を果たすのか総括を踏まえて考察した。より良い資質を持った教員を目指す教員養成学部の学生たちがより継続的かつ系統的に教育実践の機会を求めていることが読み取られた。また、継続的な実践活動は学年を超えた学生間のコミュニティーを形成し効率よく教育実践のノウハウの伝達が可能である可能性も示された。地域住民は、学校でもなく塾でもない「新しい学びの場」の提供を求めており、それが学生の教育実践の場とマッチしていることも示唆されている。大学においてもこのような学生と地域住民のニーズにこたえ環境を整備していくことが実践力を持った教員養成と地域への貢献へつながる可能性があると考えられる。
2008-03-31

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