<研究論文>日本人の話し方について留学生が持つ印象とその要因 : 中国人・韓国人・台湾人留学生の比較
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概要
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3 年前に行った「日本人の会話とその教育に関する留学生の意識調査」の結果をふまえ、今回は中国・韓国・台湾の学生を対象に標題の内容のアンケート調査を行った。この調査では日本人の話し方に対するポジティブな印象とネガティブな印象の内容を明らかにし、それらに影響する要因を分析した。調査した要因は、学生の文化的背景、日本における滞在年数、日本や日本人に対するイメージ、日本人との交流の程度、異文化への対応の仕方の差異などである。ポジティブな印象及びネガティブな印象とそれらに影響する要因との関連は文化的要因と時間的要因では明確であるが、その他の要因については国ごとに異なっていることがわかった。 Based upon the results of the survey from three years ago“ A Survey on the Feelings And Thoughts of Foreign Students about Japanese-style Conversation and its Teaching : focusing on the data of students from China, South Korea and Taiwan”, we made another survey as seen above. We surveyed the contents of positive and negative impressions which the foreign students have toward the Japanese way of speaking, and analyzed what kind of factors these impressions are influenced by. The points of analysis were the students, cultural background, the length of their stay in Japan, their image of Japan and Japanese people, the level of their interchangewith Japanese people, and how they have adopted to a foreign culture, etc. The relationshipbetween the factors and the positive/ negative impressions was clear in the sense of culturalfactors and time factors, however other factors differed depending upon the country.
- 2001-02-23
著者
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