観賞者に良い印象を与える階調数の輝度差に関する検討(視聴覚技術,ヒューマンインタフェースおよび一般)
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概要
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本研究では印象評価実験に基づいて観賞者に良い印象を与える階調数を検討し,そのときに階調数が与える輝度差の特性について調査した.実験の結果,階調数の増加により画像の印象が向上することが確認できたが,印象変化が一定となる輝度差が輝度弁別閾よりも非常に大きい値であることがわかった.GSDFに基づく応答関数を持つディスプレイ装置の場合,印象評価が一定になる階調数は128階調となり,ガンマ値2.2の応答関数の場合は256階調となる.ただし,今後,被験者の注目領域に着目して実験を行うことで高階調化の有用性を定性的な側面からも示せる可能性が挙げられる.
- 一般社団法人映像情報メディア学会の論文
- 2014-02-25
著者
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橋本 直己
電気通信大学
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佐藤 美恵
宇都宮大学
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井上 未知美
宇都宮大学工学部
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橋本 直己
電気通信大学大学院情報理工学研究科
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阿山 みよし
宇都宮大学
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早乙女 拓美
宇都宮大学工学部
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佐藤 美恵
宇都宮大学大学院工学部研究科
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