低血圧誘導法の違いによるラット脳血流量自動調節能の検討
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概要
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動物実験において低血圧を誘導し脳血流量自動調節能を測定するため,全身血液量を減少させる脱血法を利用することが多いが,下半身をチャンバー内に密閉して減圧し,下肢に血液を移行し貯留させる下半身陰圧負荷法も近年用いられている.我々は,正常ラット8匹について,下半身陰圧負荷法と脱血法を適用して,脳血流量自動調節能の測定をおこなった.その結果,脱血法,下半身陰圧負荷法いずれの手法でも,脳血流量が一定に保たれるべき血圧範囲においてゆるやかな変化を示す正常ラットが複数存在した.また、両手法を同一個体で測定したラットについては,脱血法,下半身陰圧負荷法の間でほぼ同一の結果であった.
- 2013-07-12
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