カラマツ先枯病の薬剤防除に関する研究(XVI) : Cycloheximideの防除機作について(会員研究発表講演)
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概要
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既報で報告した殺菌剤,抗カビ性抗生物質中カラマツ先枯病防除に有効なるものは,Cycloheximideとその誘導体のみであるという原因として,散布されたCycloheximideの組織内滲透による治療効果が重要である。この効果は本実験の状況のもとでは,接種後1〜2日目の散布までであるが,その後の散布でも病変の進展を抑制する。また,予防効果は散布後3日目の接種まで発病を抑制し,その後の接種でも病変部の進展を抑制するが,滲透した組織内Cycloheximideはその効果の上から見て,経時的に減少するものと考えられる。
- 北方森林学会の論文
- 1966-12-25
著者
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