1221 フライアッシュを混和したコンクリート中の鉄筋腐食モニタリングに関する研究(腐食・防食)
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概要
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コンクリート用混和材としてフライアッシュの活用を積極的に進めるにあたっては,フライアッシュを混和したコンクリート構造物の耐久性評価が不可欠である。本研究では,フライアッシュの種類および置換率を変化させたフライアッシュ混和RC供試体を作製し,コンクリート中の鉄筋腐食状況を電気化学的モニタリング手法により評価した。さらに,同時に作製したモルタルから抽出された細孔溶液の化学分析により,Cl^-固定化性状の評価を試みた。この結果,フライアッシュの混和により,Cl^-固定化能力の増進や,鉄筋防食効果が期待できる場合があることがわかった。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 2007-07-30
著者
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上田 隆雄
徳島大学大学院 ソシオテクノサイエンス研究部
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七澤 章
電気化学工業(株)
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上田 隆雄
徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部エコシステムデザイン部門
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田中 慎吾
徳島大学大学院先端技術科学教育部知的力学システム工学専攻
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加川 哲也
高松建設(株)
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上田 隆雄
徳島大学大学院
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