1330 ドリル粉末を用いた塩化物イオン量測定の精度(維持管理)
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概要
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ドリル粉末を用いた簡易な塩化物イオン量測定の精度および測定結果の変動の要因を明らかにするため,少量のドリル粉末とコア試料などを採取して塩化物イオン量の測定精度を検討した。その結果,均一な試料を分取して繰返し測定を行った場合の測定結果の変動係数が約1〜7%であったのに対し,約100gのコア試料を用いた場合は,4〜10%,約6〜10gのドリル粉末を用いた場合には,6〜20%となった。また,試料中の骨材量を測定し,測定結果を補正することで,少量のドリル試料でもコア試料と同程度の精度で測定できることがわかった。
- 2004-06-25
著者
-
古賀 裕久
(独)土木研究所 つくば中央研究所 材料地盤研究グループ 基礎材料チーム
-
河野 広隆
(独)土木研究所
-
田中 秀治
(独)土木研究所技術推進本部構造物マネジメント技術チーム
-
松浦 誠司
(独)土木研究所技術推進本部構造物マネジメント技術チーム
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