1125 海洋環境下におけるコンクリート構造物のASR損傷度の評価(複合劣化)
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概要
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アルカリ骨材反応(ASR)による劣化損傷が発生した海洋環境に位置するコンクリート構造物について詳細な調査を実施し,現状の劣化状況を把握するとともに,海洋環境でのASR損傷度の評価方法についても検討した。その結果,ひび割れや骨材の割れなどの状況は飛沫帯や干満帯といった暴露環境によって差が認められ,水溶性アルカリ量やコアの残存膨張量,ゲル組成,反応生成物の種類とその量は暴露環境やコンクリートの表面からの深さの影響を受けることが確認された。また,干満帯に位置するコンクリートの残存膨張性の評価には,デンマーク法よりも海水浸漬法が適することが判明した。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 2003-07-01
著者
-
羽渕 貴士
東亜建設工業(株)技術研究所材料・構造研究室
-
鳥居 和之
金沢大学工学部
-
羽渕 貴士
東亜建設工業(株)技術研究開発センター新材料・リニューアル技術室
-
宮坂 尚樹
東亜建設工業(株)技術研究所材料・構造研究室
-
牧尾 誠
金沢大学大学院自然科学研究科
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