関節リウマチ患者に対する生物学的製剤の有効性の度合いとQOL,抑うつ状態の改善度合いの関係について
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概要
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目的:関節リウマチ(RA)に対する生物学的製剤の有効性の度合いとQOLや抑うつ状態改善度合いを検討した.方法:生物学的製剤を使用したRA患者87人を対象とし,治療開始前,開始14週以降におのおの年齢,性別,ステロイド使用量,RAの疾患活動性の評価(DAS28-ESR4), ADL(mHAQ), QOL(SF-36),抑うつ状態(HAM-D, SDS)を測定した.欧州リウマチ学会の改善基準にてgood response (A群), moderate response (B群), no response (C群)に分け層別解析を施行した.結果:A群ではSF-36の8項目中5項目 mHAQ, HAM-D, SDSが有意に改善した.B群ではSF-36の8項目中4項目,mHAQ, SDSのみが改善した.C群では全項目において有意な変化は認めなかった.結論:生物学的製剤が有効であるほどRAにおけるQOL,合併する抑うつ状態が改善する傾向にある可能性が示唆された.
- 日本心身医学会の論文
- 2014-01-01
著者
-
穂坂 路男
勝山診療所
-
高橋 良
昭和大学医学部内科学講座リウマチ膠原病内科学部門
-
三輪 裕介
昭和大学医学部内科学講座リウマチ膠原病内科学部門
-
穂坂 路男
山梨赤十字病院
-
矢嶋 宣幸
昭和大学医学部内科学講座リウマチ膠原病内科学部門
-
松島 大輔
勝山診療所
-
若林 邦伸
昭和大学病院リウマチ膠原病内科
-
笠間 毅
Department Of Host Defense Osaka City University Graduate School Of Medicine First Department Of Int
-
矢嶋 宣幸
昭和大学医学部リウマチ・膠原病内科
-
大塚 久美子
昭和大学医学部リウマチ・膠原病内科
-
若林 邦伸
昭和大学医学部リウマチ・膠原病内科
-
高橋 良
昭和大学医学部リウマチ・膠原病内科
-
三輪 裕介
昭和大学医学部リウマチ・膠原病内科
-
笠間 毅
昭和大学医学部リウマチ・膠原病内科
-
古屋 秀和
昭和大学医学部内科学講座リウマチ膠原病内科学部門
-
真田 建史
昭和大学医学部精神医学教室
-
若林 邦伸
昭和大学医学部内科学講座リウマチ膠原病内科学部門
-
大塚 久美子
昭和大学医学部内科学講座リウマチ膠原病内科学部門
-
梅村 方裕
昭和大学医学部内科学講座リウマチ膠原病内科学部門
-
磯島 咲子
昭和大学医学部内科学講座リウマチ膠原病内科学部門
-
徳永 剛広
昭和大学医学部内科学講座リウマチ膠原病内科学部門
-
塚本 裕之
昭和大学医学部内科学講座リウマチ膠原病内科学部門
-
柳井 亮
昭和大学医学部内科学講座リウマチ膠原病内科学部門
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