モデル検査技術を用いたユースケース記述分析手法の提案(検証,ソフトウェアサイエンス、理論)

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概要

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ソフトウェア開発において,要求定義の工程で欠陥を発見することは非常に重要である.要求定義において様々な手法があるが,その中でもユースケース記述は,ユーザーとシステムとのやりとりや状況などを具体的に記述することで要求の把握に用いられる.1つのシステムにおいてユースケースは,外界に対するサービスのタイプに応じてそれぞれ作成されるので,複数のユースケースが作成される.しかし,ユースケース中の系列記述はそのユースケースの単位で書かれることが多く,他のユースケースとのサービスレベルの競合までは必ずしも考慮されていない.そのため,複数のユースケース記述に基づいて仕様定義をする際には,ユースケース間のサービス競合を考慮しながら競合のない1つの仕様へと洗練する必要がある.そこで,本稿では複数のユースケース記述からモデル検査技術を使ってサービス競合を発見する手法を提案する.
2012-10-25

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