映像から検討する映画『海の生命線』の特徴 - 教育映画『南洋諸島』の分析に向けた研究ノート -
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概要
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本稿では1933 年に公開された映画『海の生命線』の映像を分析した。同作品は海軍省の後援のもとで民間の制作会社が手掛けたもので、日本委任統治下の南洋諸島を題材としている。南洋諸島で撮影された映像が用いられた場面の描き方と、それ以外の場面との差に注目して特徴を検討することで、国家から要請されたプロパガンダとしての側面と、興行作品としての要求を両立させることの間で揺れ動く制作者の姿勢を見出した。
- 2013-00-00
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