第2回 成城大学国際芸術学コロキウム報告 : <The Topology of Aesthetics>
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概要
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オスマン帝国期に建設された大モスク群は、19世紀から20世紀にかけての西欧の研究者らによって、ハギア・ソフィアの模倣とみなされてきた。実際に、オスマン帝国を代表する16世紀の建築家シナンの手がけたイスタンブルのスレイマニェ・ジャーミィにおいても、ハギア・ソフィアの平面形式は意図的に採用されている。しかしながら、形式的な類似が認められるからこそ、両者を比較することにより、シナンのモスクにおける独自の空間性は明確になる。本論では、シナンの手がけた二つのモスクを取り扱い、彼がハギア・ソフィアの空間をいかにオスマン帝国化したかを明らかにしたい。
- 2012-03-00
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