明治期から1960年代にかけての日本の観光レクリエーションに関わる施策の動向
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概要
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我が国の明治期から1960年代にかけての、観光レクリエーション(以下レクと標記)に関わる森林管理の近代行政施策史を時系列的にとりまとめ、時代区分を行った。その結果、1) 明治維新により我が国では近代的森林管理が幕を開け、2) 大正期には保護林制度が誕生するなど観光レクに関わる森林管理施策が安定を見せ、3) 昭和初期には観光レク施策の***期を迎えたものの第二次世界大戦による中断を余儀なくされたこと、そして戦後に入り、4) 1950年代後半頃までは林政そのものの復興にあてられたためしばしの観光レク行政の停滞期を経て、5) 再度森林観光レク行政の胎動が見られたのは1950年代の終わりから1960年代半ばにかけてであったこと、さらに、6) 1960年代半ばから後半にかけて、国有林を中心に、総合的な観光レク施策の基盤が整備されていったことを明らかにすることができた。
- 財団法人林業経済研究所の論文
- 2007-07-20
著者
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