科学衛星のための衛星時刻校正システムの整備(宇宙科学情報解析論文誌 第二号)
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概要
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科学衛星や探査機では,コマンドの実行時刻やテレメトリデータの生成時刻を扱うための時刻系として,衛星時刻が使われる.衛星時刻は,オンボードのクロックを使って増加するカウンタであることが多い.衛星時刻はその衛星・探査機に固有の時刻系であり,かつ進み方も一定ではない.そのため,これを共通の時刻系に校正して使うことが行われる.我々は,宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所で科学衛星・探査機の時刻校正に適用する枠組みを整備している.この枠組みは,今後打ち上げられる科学衛星・探査機で,衛星運用からデータ解析に至るまでの各地上系システムに共通機能として組み込まれる予定である.
- 2013-03-00
著者
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山本 幸生
宇宙航空研究開発機構
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岡田 尚基
宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 科学衛星運用・データ利用センター 科学データ利用促進グループ
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岡田 尚基
宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所科学衛星運用・データ利用センター科学データ利用促進グループ
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