幼児期から青年期における先天性心疾患をもつ子ども(人)の自立に対する親の望み
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概要
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先天性心疾患をもつ子どもの自立について、幼児期から青年期の各期にある子どもの親の望みを明らかにするために、自記式郵送調査を行った。「現在、療養行動(自分の体を守るための行動)や社会生活において、どの程度「自立」されていることを望まれていますか?」という自由記述式質問に対し得られた回答424通を対象に、各発達段階別にBerelson、B.の内容分析を用いて分析した。幼児期では[病気や体調に応じて行動する][感染を予防する]等4、学童期では[感染を予防する][周囲の人に説明し助けを求める]等7、思春期では[感染を予防する][病気について友達や周りの人に説明する]等9、青年期では[社会的に自立する][感染を予防する]等3カテゴリーが形成された。親は周囲に助けを求めながら生活することも自立ととらえており、患児を育てている親の経験や役割を認めたうえで、患児の成長を認識し、自立について考えられるように支援する必要が示唆された。
- 2013-03-20
著者
-
仁尾 かおり
国立看護大学校
-
石河 真紀
愛知医科大学
-
仁尾 かおり
千里金蘭大学
-
高田 一美
大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻博士後期課程
-
高田 一美
大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻 博士後期課程
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