介護保険導入直前の介護職の現状と意識に関する調査
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概要
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多忙な介護の現場の実態が浮き彫りにされ,介護の現場で働く人たちの前向きでけなげな奮闘振りが明らかにされた.介護保険が導入されたことにより,多忙さはさらに助長されている.しかし,そのなかで介護に対する意識が利用者主体に向いてきた.介護がひとつのサービス業として生き残っていくためには,よいケアを実践しなければならないという自覚を生み出した.個々の責任と努力だけでは,よいケアの実践にはつながらない.職場環境を改善し,働きやすいものにしていかなければならない.人間関係の調整や適正な人員の配置や業務の見直しが必要である.また,問題意識を明確にさせ,専門職としての意識を高め,ケアをみえるものにしていくことも必要である.そのためには職場での教育体制を整え,実践の積み上げをしていかなければならない.
- 日本介護福祉学会の論文
- 2001-10-01
著者
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