実務経験者の職場研修の実態と介護技術講習会が受講生の意識変化に果たす役割
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概要
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本研究は、実務経験者の職場研修の実態を調査し、介護技術講習会が受講生の意識変化に果たす役割を考察する目的とする。実務経験者の介護福祉士国家資格取得の一環である介護技術講習会を行っている。実技経験者の新任研修は、2〜3日職員がついて教えている体制が多く、一定の研修期間が計画的に行われているのは少ない。また、介護現場での研修会も計画的に実施できているところは少ない状況にある。その理由として、介護現場の人員不足や仕事の忙しさ、教育体制が整っていないなどである。しかし、研修会を計画的に行う機関もあり、内容や参加に工夫されている研修であることと、外部講師より内部で研修会を行う場合が多いことがわかった。介護技術講習会では、受講生の満足度が高く、意識の変化がみられた。受講生が、この講習会で学び、意識の変化したことを介護現場で実践し、新任研修や研修会で教授することにより、さらなる介護の質が向上するのではないかと考える。
- 松本短期大学の論文
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