ケアワークにおける生活場面面接に関する一考察 : 介護保険下のホームヘルプにおける「ケアワーク面接」
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概要
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社会福祉基礎構造改革や介護保険下にあってホームヘルプのサービス供給主体が多元化し,サービス内容は分断化されつつある.このなかで,利用者の生活の全体性に対して統合的な援助が行われなくなっている.本研究の目的は統合的な生活援助のために,ケアワークにおいても生活場面面接が重要であることを明示することである.そのために,(1)生活場面面接に関する先行研究をレビューし,「ケアワーク面接」および「ケアワーク面接の特徴」を導き,(2)それらを実践事例において例証し,さらに(3)ホームヘルプに関する政策面における展開の可能性を検討した.このようにケアワーク面接に関して理論と実践および政策という3つの側面を関連づけながら検討した結果,利用者にとって最も身近な社会福祉専門職であるホームヘルパーがその役割を十分果たすために,「ケアワーク面接」がきわめて重要であると考えられた.
- 日本介護福祉学会の論文
- 2000-10-01
著者
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