介護教員の実習巡回指導方法に関する考察 : プロセスレコードを通した振り返り
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概要
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本研究の目的は,教員が学生の実習巡回指導を行った際の言動に対して振り返り,指導スキルの向上を目指すことである.今まで筆者らは巡回指導時の個々に応じた対応を心がけていながら,声かけのタイミングや瞬時に学生の表情を読み取ることのむずかしさを巡回指導のなかで感じてきた.そこで,指導の内容を徹底して自己に向け,指導内容を客観的な視点でとらえ,指導不足やその時の学生の内面的な行動を理解するために振り返りが必要と考えた.その方法は,介護福祉士養成施設の実習巡回指導を行った学生12人に実習満足度の調査を行い,そのうちの満足感を得た2人を選択し,実習巡回指導時の教員と学生の会話をプロセスレコードにした.その結果,学生に対して画一的な指導を行っていることがわかった.さらに,学生の満足感が得られた具体的な指導が十分に示されていなかったことに気づくことができた.
- 2009-10-01
著者
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