前立腺がん術後の尿もれに対する行動とその意味
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概要
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前立腺全摘除術後の尿もれに対する行動と行動に至るまでの考えや思いから、その行動の意味を明らかにすることを目的に、3名の対象者に半構成的インタビューを行った。結果、尿もれに対する行動には、〈制限時間を決める〉や〈もしものことを予測する〉があった。尿もれに対する行動に至るまでの考えや思いには、〈自分との比較〉〈同病者との比較〉〈他のがんとの比較〉があった。この比較が前立腺がんと尿もれに対するその人なりの理解と前向きな尿もれに対する行動へと導いていた。また、この比較が、尿もれが起こっている状態で留まるのではなく、尿もれに対して行動に至るエネルギーや原動力となり、尿もれを抱えながらもその人なりの生活の質を高めていくことができるのではないかと考えられた。
- 2013-03-00
著者
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柳澤 恵美
関西看護医療大学看護学部地域老年看護学
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西村 めぐみ
関西看護医療大学看護診断研究センター
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柳澤 恵美
関西看護医療大学看護学部老年看護学
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西垣 里志
関西看護医療大学看護学部精神看護学
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柳澤 恵美
前関西看護医療大学地域老年精神看護学
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西村 めぐみ
関西看護医療大学看護学部老年看護学
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西垣 里志
関西看護医療大学看護学部 精神看護学
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