治山事業実施から18年経過した流域でのタンクモデルによる流出解析
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概要
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治山事業の出水に及ぼす影響について,タンクモデルを用いた長期流出解析によって次の3つの期間に分けて検討した。1981モデルは事業実施前の基準年,1983モデルは事業完了翌年,2000モデルは事業完了から18年後の流出を再現した。これら3つのモデルで同一の雨量データを計算し,得られた流出量から流況を比較した。その結果,事業実施によりいったん洪水と渇水両方の緩和機能が低下し,事業完了18年後には洪水・渇水緩和機能は事業実施前より向上していることがわかった。
- 応用森林学会の論文
- 2007-10-31
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