社会福祉施設における福祉教育の質的構成要素に関する研究
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概要
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社会福祉における利用者に対する援助は、人としての尊厳や自由、個別の価値の尊重などが基盤になければならない。そのうえで利用者の置かれている生活環境や状況についての適切な判断と福祉ニーズの理解といった専門的知識が必要であり、その専門的知識をふまえて具体的な専門的技術が実践性を備えた援助として展開されなければならない。現在、社会福祉を学習する場として、学校以外に社会福祉施設もその一翼を担っているが、研究結果より、学生は福祉施設での学習内容に実際的に役立つ技術を期待し、福祉施設の教育への役割についても、福祉現場で用いられている実践的な技術や応用の教育としての提供など、学校で学習する基礎的な内容に対して、実践的で応用的な面への期待が高く、一方福祉施設では、利用者と直接的な関わりをもつうえで求められる価値観や心がけなどを学習内容として重要視し、実践的な技術の面よりもむしろ、きちんとした福祉観を形成するという点に教育への役割意識があることを明らかにした。
- 会津大学短期大学部の論文
- 2008-03-25
著者
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