小地域における高齢者支援の取り組み - イギリスでの取り組み事例から -
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概要
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わが国の社会福祉政策の動向は、2000 年の社会福祉法制定以降、地域福祉を主軸に地域で生活する人びとの地域での生活継続を支援するためのサービス整備を進める取り組みが進められてきている。しかし、日常生活のさまざまな事柄に対しては「公的な福祉サービスだけでは対応できない生活課題や、公的な福祉サービスでの総合的な対応が不十分であることから生まれる問題」があり、このことを踏まえた「今後の地域福祉のあり方」が志向されている。では、具体的にどのような地域での生活継続を支援するシステムを構築していけばよいのだろうか。本稿では、小地域における高齢者の生活継続支援システムを構築していくうえで、2006 年からイギリスで試験的に実施されている小地域における高齢者支援の取り組みを1つのモデルとし、その要点の整理を試みた。その結果、今後の高齢者の地域での生活継続支援システムを構築していくうえでは、(1)一元的な窓口によるサービスアクセスの保障、(2)包括的なサービス提供、(3)アウトリーチによる実践、そして(4)地域資源の再資源化、が重要な点になるといえる。
- 会津大学短期大学部の論文
- 2009-03-25
著者
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