会津若松市における一人暮らし高齢者の生活状況 -「食生活に関する調査」結果から-
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概要
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一人暮らし高齢者世帯の増加は、都市部に限らず地方においてもみられる傾向である。従来からの女性の一人暮らし高齢者の多さに加え、今後は男性の一人暮らし高齢者の増加が見込まれている。さらに、「一人暮らし期間」が長期化の傾向にある。一般に高齢期は、心身機能の低下等による食事の準備や後片付け、掃除、選択などの日常生活行為の負担や、稼動収入から年金を中心とした所得構造の変化による可処分所得の減少など、生活継続の不安定化を招きやすい。こと高齢期における一人暮らしの場合は、一人であるがゆえに生活上に生じるさまざまな出来事による影響を受けやすく、より生活継続の不安定化が内在したものとなることが考えられる。ところで、現在、地域で一人暮らしをしている人びとは、どのように「一人での暮らし」を継続しているのかであるがこの問いについては、必ずしも明らかになっているとはいいがたい状況にある。本稿では、以上の問題意識を背景として会津若松市に居住する65 歳以上の一人暮らし高齢者を対象に実施した「会津若松市における一人暮らし高齢者の食生活に関する調査」結果から得られた一人暮らし高齢者の実際について述べていく。
- 2008-03-25
著者
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