医療系大学1年生がイメージする良い死
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概要
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本研究の目的は,医療系大学 1 年生を対象に「良い死」をどのように考えているかを明らかにすることである.調査方法は,同意を得られた学生に対して「病気と診断された時に考える良い死のイメージ」及び「看取りの時に考える良い死のイメージ」について,それぞれイメージマップに記載してもらい,質的に分析した.その結果,「病気と診断された時に考えるイメージ」は14カテゴリーに,「看取りの時に考える良い死のイメージ」は18カテゴリーに分類された.青年期にある医療系大学 1 年生は,身近な死の経験が減 少する中で,リアリティが乏しく,死に対して恐れを持ちつつも,患者や家族,医療者のもつ「良い死」のイメージと共通したイメージを持っていることが明らかになった.
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