外来に通院している血液疾患患者のQOLとその関連要因
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概要
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本研究の目的は, 外来に通院している血液疾患患者のQOLに関連する要因を明らかにすることである. 長崎県における2つの病院の血液内科外来に通院している70名を対象としてMedical Outcome Study Short-Form 36 Item Health Survey(SF36)および自己効力感尺度などを用い質問紙調査を行った. その結果, SF36の全ての下位尺度の平均得点は国民平均値より低かった. また, 全ての下位尺度の平均得点は自己効力感得点と有意な正の相関関係があった. 居住人数が多いほど社会生活機能の得点が低く, 通院回数が多いほど, 日常役割機能(身体および精神)や全体的健康観の得点が低かった. QOL向上を目指した看護実践において, 生活環境や通院状況に配慮し, 自己効力感を高める支援が必要である.
- 長崎大学の論文
著者
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楠葉 洋子
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科保健学専攻看護学講座
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楠葉 洋子
長崎大学医歯薬学総合研究科保健学専攻看護学講座
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竹嶋 順平
長崎大学病院
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楠葉 洋子
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科保健学専攻
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