3-2 緊急地図作成チームによる国レベルでの状況認識の統一に向けた取組み(3.災害情報流通手段の多様化,<特集>東日本大震災からの復興の取組みと震災から得た教訓)
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概要
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我が国では2011年3月11日に東北地方太平洋沖地震が発生した.本災害は,広域災害であるとともに複合災害であった.そこで,筆者らは国レベルでの状況認識の統一を支援するために緊急地図作成チームを発足し,「見えない状況の見える化」を目的として1か月半の活動を行い,500種類の地図を作成した.地図の作成過程において,実被害情報を収集できない現実を課題として捉え,推定被害の導出によって補完した.また,様々な情報を空間上でマッシュアップすることで,見落とされていた状況を見える化し,効果的な災害対応を支えた.
- 2012-03-01
著者
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