成長ホルモン産生下垂体腫瘍摘出後,心機能の正常化したacromegalic cardiomyopathyの1例

元データ 2012-01-20

概要

GH産生下垂体腫瘍摘出後,心機能が速やかに改善した症例を経験した.症例は54歳男性,呼吸困難を主訴に来院し,拡張型心筋症と診断された.先端巨大症様顔貌の精査で,GH高値と下垂体腫瘍が検出され,acromegalic cardiomyopathyと診断された.その後,経蝶形骨洞腫瘍摘出術を施行した.術直後から自覚症状は改善し,GH,IGF-1も低下した.術後5ヵ月で心機能はほぼ正常化した.本症例のように,高血圧や冠動脈疾患を合併しないGH産生下垂体腫瘍の心機能低下症例では,高GH血症に伴う続発性心筋症である可能性が高く,腫瘍摘出により改善がみられる症例があるので,早期に腫瘍摘出術を考慮すべきである.

著者

榊原 陽太郎 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 脳神経外科
田口 芳雄 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 脳神経外科
岡田 正昭 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院脳神経外科
和久井 大輔 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院脳神経外科
内田 一好 聖マリアンナ医科大学脳神経外科
星 晶子 町田市民病院脳神経外科
星 晶子 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院脳神経外科
田口 芳雄 聖マリアンナ医科大学 脳神経外科
田口 芳雄 聖マリアンナ医大脳外科
和久井 大輔 聖マリアンナ医大
内田 一好 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院脳神経外科
榊原 陽太郎 聖マリアンナ医科大学 脳神経外科

関連論文

▼もっと見る