高齢者の一側小脳半球に発生した,神経系細胞への分化を伴うpleomorphic xanthoastrocytomaの1例

元データ 2004-07-20 日本脳神経外科コングレス

概要

高齢者の一側小脳半球に発生した,神経系細胞への分化を伴うpleomorphic xanthoastrocytoma(PXA)の1例を報告した.症例は78歳,女性.右上肢の不随意運動野精査中,MRIにて右小脳半球の嚢胞を伴う腫瘤性病変を指摘され,亜全摘出術を施行された.病理組織学的には,典型的なPXAの組織内にsynaptophysinおよびneurofilament陽性を示す細胞の存在を認めた.PXAは,主に若年者の側頭葉に好発し,比較的予後良好なastrocytic tumorの一型として認知されている.しかしながら,自験例のような小脳発生例も稀に報告されており,鑑別診断上留意する必要がある.また,PXAに神経系細胞への分化を伴う細胞が存在する場合,再発する傾向が高く,厳密な経過観察が必要と考える.

著者

田所 衛 聖マリアンナ医科大学診断病理学講座
榊原 陽太郎 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 脳神経外科
田口 芳雄 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 脳神経外科
田所 衛 聖マリアンナ医科大学病理
田所 衛 聖マリアンナ医科大学病理学
榊原 陽太郎 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院脳神経外科
内田 一好 聖マリアンナ医科大学脳神経外科
田口 芳雄 聖マリアンナ医科大学 脳神経外科
田口 芳雄 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院脳神経外科
田口 芳雄 聖マリアンナ医大脳外科
田所 衛 聖マリアンナ医大
内田 一好 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院脳神経外科
榊原 陽太郎 聖マリアンナ医科大学 脳神経外科

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