中国語の"进"と"〜进"の意味と構文形式について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿は中国語の動詞の"进"と方向補語としての"〜进"の基本義とその構文形式について考察した。今までの先行研究では"进"と"〜进"はある空間に入ることを表すと記述しているが。本研究は"进"と"〜进"は以上の意味以外に、前進するという意味もあり、二つの意味の聞は連続であると提案する。"进"による主語や目的語の移動する方向は横しかないのに対して、"〜进"は前の動詞の語彙意味により、横、下、曲線的な移動方向が見られる。主語による移動の場合は"进"と"〜进"の後に到達空間が置かれる。目的語による移動の場合は"进"と"〜进"の前は場所か到達空間が置かれ、後は目的語が置かれる。もし、"〜进"の後は到達空間であれば、"把構文"や"受け身構文"がよく使われる。 "进"と"〜进"の後の到達空間が省略されている場合は"进"と"〜进"の後に"来・去"をつける。
- 2012-03-10
著者
関連論文
- 「たらまピンダ島興し事業」の展望と課題
- 沖縄県における屠畜場の変遷と山羊の屠殺頭数
- "kai"と"〜kai"の構文的文法機能についての分析
- 中国語の"過来、過去"と"〜過来、〜過去"について
- 中国語の"下"と"〜下"について
- 中国語の接尾辞"〜過"についての意味分析
- 中国語の"进"と"〜进"の意味と構文形式について
- 中国語の"扔"、"丢"、"摔"、"抛"の違いについて
- 中国語の"曖味"と日本語の「曖昧」の違いについて : 小学館日中・中日辞典第2版を参考に