標準原価計算と差異分析
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概要
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物づくりで完成した製品の原価(コスト)計算は実際原価計算によっておこなわれ,販売価額算定の資料とするのが目的の1つである「価格計算に必要な原価資料を提供すること」(原価計算基準-(二))が,効率よく,ムダのない製造ができたかを評価判定するためには,、標準原価との比較をすることによってのみ差異(差額)が確認できる。その差異が有利差異ないし,不利差異として生じる。「その差異分析結果を各階層の経営管理者に提供することによって、原価管理に資することにある」(原価計算基準四四)。本稿は,日本商工会議所1級工業簿記・原価計算の問題を用いて,原価差異の把握にはじまり,差異の処理,それに関連する仕訳,勘定記入面の確認,最後に損益計算書,貸借対照表の作成を一部分再確認します。
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